荷物だけでなく、“地盤の安心”も運ぶユニック輸送。
工藤運輸株式会社では、生コン・バラセメント輸送に加え、
クレーン付平ボディ車(ユニック車)による珪酸ソーダ・水ガラスなどの地盤改良材輸送も行っています。
現状では事業全体の一部ではあるものの、今後ますますニーズが高まる分野として、
積極的に体制整備・人材育成を進めている、成長期待の高い事業です。
建設現場の“見えない安心”を支える輸送パートナーとして、さらなる拡大を目指しています。
ユニック車による運搬事業について
工藤運輸のユニック車運搬は主に、珪酸ソーダ(水ガラス、ケイ酸ナトリウム)といった地盤改良材が入った1立米入コンテナを対象としています。
珪酸ソーダ(けい酸ナトリウム/水ガラス)とは
珪酸ソーダは、ケイ酸ナトリウムを主成分とするアルカリ性の水溶液で、
一般に「水ガラス」とも呼ばれます。
水に溶かすとガラスのような光沢のある透明な液体になることから、
この名前がついています。
主な用途は、地盤改良や土木工事での地盤の固化・補強、コンクリートの表面硬化・防水処理、各種接着剤や鋳物用バインダーなど。
見えないところで、建物やインフラの「強さ」や「長持ち」に貢献している材料です。
これらの資材は、建設工事における地盤改良や土壌安定処理など、
建物やインフラの“足元”を支える重要な役割を担っています。
当社では、製造工場などでコンテナを積み込み、
建設現場まで運搬したうえで、ユニック車のクレーンを用いて荷下ろしまで一貫して対応。
荷主様・施工会社様と連携しながら、現場の工程に合わせたきめ細かな輸送を行っています。
工藤運輸のユニック車運搬の特長
1. 地盤改良材に特化した運搬ノウハウ
ユニック車で運搬している珪酸ソーダや水ガラス類は、一般的な建設資材とは異なる性質を持つ液体材料です。
-
-
- 容器の形状・サイズ(コンテナやドラム缶など)
- 積載時の安定性や偏荷重
- 荷下ろし時のに定格荷重を厳守した安全な吊り方・設置場所
-
など、運搬・荷役の各工程で、きめ細かな配慮が求められます。
工藤運輸では、こうした地盤改良材の取り扱いに関する経験を積み重ね、荷主メーカー様・施工会社様からのフィードバックをもとに、より安全で効率的な運搬方法を日々検討・改善しています。
現状では事業全体の中で占める割合はまだ大きくありませんが、だからこそ、ひとつひとつの現場で丁寧に実績を積み重ね、
「地盤改良材輸送なら工藤運輸」と言っていただける体制づくりを進めています。
2. ユニック車ならではの“一貫対応”
ユニック車運搬の大きな特徴は、
「運ぶ」だけでなく「積む」「下ろす」まで一貫して対応できる点にあります。
工藤運輸では、
-
-
- 大型自動車免許
- 小型移動式クレーン技能講習
- 玉掛け技能講習
- フォークリフト運転技能講習
-
など、ユニック車運搬に必要な資格を取得したドライバーが担当し、製造工場での積込から現場での荷下ろしまで責任を持って行っています。
現場では、施工会社様・重機オペレーター様とコミュニケーションを取りながら、安全な吊り位置・降ろし位置を確認し、周囲の安全確保にも配慮。
「荷物も現場の状況もよく分かっているドライバーに任せられる」
そんな一貫対応体制が、当社ユニック事業の強みです。
3. 自動点呼と自社整備工場が支える、安全なユニック運行
ユニック車は、通常のトラックにクレーン装置を備えた車両であり、運転と荷役の両面で高い安全意識が求められます。
工藤運輸では、ユニック車を含む全車両に対し、自動点呼や遠隔点呼システムを活用した運行管理を行っています。
-
-
- 出庫・帰庫時の体調・アルコールチェック
- 時間帯を問わない安定した点呼体制
- 点呼記録の確実な保存と、運行管理者の負荷軽減
-
これにより、ドライバーのコンディションをきちんと確認したうえで運行を行い、事故やヒヤリハットを未然に防ぐ取り組みを徹底しています。
また、ユニック車のクレーン装置や油圧機構を含む定期的な点検・整備は、自社整備工場で計画的に実施。
「動けばいい」ではなく、「安全に安心して動かせる状態」であることを重視し、予防整備によるトラブルの芽を早期に摘み取る体制を敷いています。
今後の展開・ビジョン
地盤改良・特殊施工分野でのパートナーシップ強化へ
近年、地震対策や老朽化インフラの改修などを背景に、地盤改良や基礎補強へのニーズは高まり続けています。
珪酸ソーダ(水ガラス)といった改良材の活用は、そうした「見えないところの安心・安全」を支える重要な技術のひとつです。
工藤運輸は、これまで培ってきた生コン・バラセメント輸送のネットワークに、ユニック車による地盤改良材輸送を組み合わせることで、
-
-
- 生コン工場・改良材メーカー・施工会社を結ぶ物流の最適化
- 地盤改良工事を含む現場全体の工程に寄り添った輸送提案
- 地域の防災・減災に貢献するインフラを“足元から支える”役割の強化
-
といった新たな価値提供を目指しています。
今後は、ユニック車の増車や資格保有ドライバーの育成を進めながら、地盤改良材に限らず、さまざまな建設資材・機材の運搬にも対応できるよう、事業領域を段階的に広げていく計画です。